胸や背中の痛みにはさまざまな原因があります。
緊急性の高い疾患として、循環器疾患としては心筋梗塞、狭心症、大動脈解離など、呼吸器疾患としては胸膜炎、気胸、膿胸などが挙げられます。そのほか、早期診断が重要な肺や食道の悪性腫瘍などでも症状が出現することがあります。
また、胸や背中の痛みが骨や筋肉、神経に起因する場合もあります。体を前後左右に曲げたり腕を動かした時に痛む、特定の1点だけが痛む、数秒間ズキズキと痛むが持続しないなどの特徴があります。
原因が明らかな場合を除き、緊急性を要するか否かの判断はご自身では難しい事も多いため、お早めにご相談ください。
胸の痛み・背中の痛みを起こす疾患
心臓や血管の疾患
- 虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞等)
- 大動脈解離
- 貧血
神経・筋肉・骨の疾患
- 肋骨の骨折
- 肋間神経痛・帯状疱疹
心因性の胸の痛み
- 心臓神経症
- ストレス・生活習慣