

呼吸というのは普段無意識に行なっている日常の動作ですが、生きていく上で欠かすことができないのが「呼吸」です。内科の中でも特に気管・肺といった呼吸に関する臓器に不調に
関して、治療を専門的に行っているのが呼吸器内科です。
呼吸器内科では、かぜ ・インフルエンザ・ぜんそく・気管支炎・肺炎・気胸・肺気腫などの治療を行います。
呼吸器というのは気管と肺などに空気を取り入れ、主に体の中の二酸化炭素を排出するための臓器で、これらの臓器に異常が起こることで起こる体の不調を改善するのが呼吸器内科の 役割です。
上記のような症状が出てきた時には呼吸器専門の治療が必要になる場合があります。
また、呼吸器関連の疾患にも他の疾患と同様に早期発見が非常に重要な疾患が数多くありますので何か不安を感じたら一度診察を受けるようにしてみましょう。
アレルギーなどによって炎症が起こり、発作を起こすと気道が狭くなってしまう病態を言います。
ひどくなると、つらい咳が続いたり、呼吸時に音がなる喘鳴(ぜんめい)や息苦しさなどの症状が表れます。小児喘息以外にも、成人してから罹患することもあります。
原因はアレルギーだけでなく、風邪やその他の疾患をきっかけに引き起こされたり、ストレスなども喘息悪化の引き金になることもあります。
喘息をお持ちのかたは定期的に治療を受け、体の状態をコントロールしないと発作を繰り返してしまい、生活にも大きな支障をきたしてしまいます。
喘息の治療では気管支の炎症を起こさないような生活上の指導と、気管支の炎症を防ぐお薬の利用、さらに気管支喘息発作が起こった時のコントロールをつけるお薬の使用を通じて症 状の悪化をコントロールする治療を行います。
タバコなどの呼吸器にダメージを与えるガスを長期的に吸入することで起る疾患で、一般的に「肺気腫」と呼ばれることが多いです。肺に慢性的な炎症が繰り返し起こることで、肺本
来の構造が壊れてしまい、酸素を体に充分に取り入れることが難しくなる疾患です。
一般的に、ミドルエイジ以降の喫煙者に多いとされています。
咳や痰、息切れといった自覚症状がでる段階で病状が進んでしまっていることも多く、在宅酸素療法といった治療が必要になる可能性もあります。
COPDと診断を受けた場合には継続して治療を受け、症状の悪化を防ぐことが何よりも重要で、必要に応じて投薬治療などを検討しなければいけません。
肺がんは、肺・気管・気管支などの細胞が「がん化」して起こる疾患で、肺がんは一般的に進行が早いこともあり、放置してしまうとやがて血液やリンパの流れに乗って全身の様々な 臓器に転移してしまうことがあります。長引く咳・血痰・胸の痛みなどの症状がある際には呼吸器内科の診察を受けることをおすすめします。
患特に喫煙歴があり、40歳を過ぎたあたりから肺がんをお持ちの方が増えてきますがタバコを吸わない方にも起こす可能性があります。